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The Kingdom of Insufficient 国家について

国王アン・サフィシアン ごあいさつ

“The Kingdom of Insufficient”のオフィシャルウェブサイトにようこそ。
わたしの王国は、領土はなく、国民もおらず、軍隊もなければ国家予算もありません。あるものといえば、微妙とも言えるわたしの存在と、だれも保障しないわたしの王権と、このウェブサイト。さらにつけくわえて、いまこのウェブサイトをごらんいただいているみなさまの「いま」という時間だけです。
21世紀を迎え、国家の形についての考え方は、従来と違ったものになりました。一昔前まで、侵略が横行し、強いものが勝手に「ウチはここまで」と線を引いたところが、そのまま世界地図に反映されていました。1900年代前半に国際連盟がスタートし、国家のなりたちは国際世論の後押しがなければ、認められないという風潮に変わりました。WW2を経て現在、国家というものは、強国の都合に叶う範囲での国際的に認められた独立・分割・併合でなくては、新規に興すことはできなくなりました。また、国際世論は現状の世界地図で完全に頭がかたまっており、新規国家を興すことは、ほぼ不可能になりました。
その一方で、グローバル経済の発展、インターネットの普及により、国境をこえた交流は盛んになっています。個人レベルではもう国境はいらないのです。人類は国境線のある世界地図にもう飽き飽きなのです。
この「国家」と「交流」の間の矛盾はいったいなんでしょうか。
わたしの王国は、このような矛盾を脱却し、真に求められる、
あ、疲れたからもうやめます。

国王アン・サフィシアン

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